電GO!研究レポート


収録ゲーム・アーケード、PS、N64、PS2、ウインドウズ
電車でGO!の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
画像:amazonより引用。
                 
電車でGO!電車でGO!
AC:1997年3月頃稼動 
PS:1997年12月18日発売 売り上げ:約102万本 収録路線
・山陰本線(通称嵯峨野線)
・京浜東北線
・東海道本線(通称JR京都線)
・山手線(内回り)がある。
PS版ではSIDE BY SIDEの体験版がついている。アーケード版では隠し機能として、
Windows版では最初から、
山陰本線ロングバージョンと東海道線各駅停車バージョン(高槻→大阪)が運転できる。
また、山陰本線の嵯峨嵐山〜馬堀間は旧線を運転する。それ以外の機種では登場しない。
アーケード版リリース後には東京と大阪でイベント「電車でGO!運転手は君だ!祭り」が開催された。
後にワンダースワン版やゲームボーイカラー(発売:サイバーフロント)版も発売された。
電車でGO!EXの画像電車でGO!EX
AC:1997年9月頃稼動 
SS:1998年10月1日発売 アーケード版の電車でGO! に「山手線EX」と「京浜東北線EX」が追加され、
雪での運転が可能。ただし、処理落ちが激しい為ファンの間での評価は高くない。
1998年10月1日にはセガサターン用ソフト(発売元・タカラ)として登場した。
電車でGO!2電車でGO!2(高速編)
AC:1998年3月頃稼動
 PS・Win:1999年3月18日発売 売り上げ:約50万本
通過駅をダイヤ通りに通過する定通ボーナス等多数のルールが追加される。
収録路線
・秋田新幹線
・北越急行ほくほく線
・京浜東北線
・プレイステーション版に限り、以下の路線を追加収録。
・大阪環状線
・鹿児島本線
開発当時千早駅、陣原駅は未開業、スペースワールド駅は八幡-枝光間のルート変更前で未開業のため登場しない。
上級については西小倉駅を通過していた(2003年7月より快速停車)。
また、アーケード版を基に製作されたネオジオポケット版(発売:SNK)や、
プレイステーション版を移植したワンダースワン版(鹿児島本線は登場しない)、
ゲームボーイカラー版(発売:サイバーフロント)も発売された。
秋田新幹線では特級の方で大曲駅に0m停車をする(GoodかGreat!をとる)
とボーナスステージとして盛岡→新花巻が運転できる。
ボーナスステージではATCによる制限速度を超過すると、持ち時間減点ではなく一発で運転中止になってしまう。
京浜東北線は快速区間である品川→上野が量産車(製品版)には採用されたが、
先行試作車(ロケテスト版)では各駅停車区間である横浜→品川が夕方のダイヤで収録されていた。
差し替えられた理由として、各駅停車である点がサブタイトルの「高速編」といまいちマッチしなかったのが理由だと思われる。
また、京浜東北線が午後3時台のダイヤに関わらず東の空が夕焼けなのはこれが原因だと思われる。
横浜→品川は後述の3000番台で収録された。
PS版電車でGO!2のCD-ROMを音楽CDプレイヤーで再生すると、
鉄っちゃんの隠し台詞、OP曲「LOVE特急こまち」及び、ED曲「潮騒の駅」を聴く事ができる。
電車でGO!2 3000番台電車でGO!2 3000番台
AC:1998年9月頃稼動 DC:2000年1月20日発売
電車でGO!2 高速編アーケード版の路線に加えて、以下の路線を追加収録。
収録路線
・秋田新幹線
・奥羽本線
・田沢湖線
・京浜東北線
・東海道本線(通称JR神戸線)
・山手線(外回り)
また、ほくほく線では485系・485系3000番台と専用のはくたかダイヤを2種追加収録。
この作品は、コンシューマ向けにドリームキャストおよびWindowsに移植されたが、
プレイステーション向けには移植されていない。
Windows版では、シリーズ初のリプレイ機能を搭載。
その後、Windows版の「電車でGO! 」および「電車でGO!2」にもリプレイ機能が追加搭載された。
アーケード版のリリース直前にはタイトー主催の全国大会が開催されている。
秋田新幹線(大曲?盛岡)では盛岡駅で0m停車を行う(GoodかGreat!を獲得する)と、
ボーナスゲームとしてE2系もしくは200系との連結作業がプレイできる。
やや聞こえにくいが無線により指示が出されている。
この連結作業では「警笛を最初に鳴らす」「3m手前で一度停車する」ことにより獲得秒数が増加する。
ただし、通常の連結とは異なり連結時の速度が遅すぎると連結に失敗してしまう。最大獲得秒数は20秒。
京浜東北線は横浜〜品川間にてALL Greatまたは1回だけGoodで残り全てGreatを取った場合は、
そのまま上野まで通し運転ができる。 秋田新幹線(秋田→大曲 - 特級)において大曲駅で再加速、
非常制動等の減点無く0m停車をすると盛岡→新花巻を200系で運転する事ができるが、
アーケード版において隠し路線となっている秋田新幹線(秋田→新花巻直通)では盛岡駅でE2系と連結、
盛岡からはE2系を使用した新花巻までの運転となる。
余談であるが、風景の中で走行している軽トラック及び踏切事故の際に立ち往生しているトラックの上には
アーケード用の電車でGO!筐体が積まれている。
電車でGO!64電車でGO!64
N64:1999年7月23日発売
「電車でGO!2 高速編 3000番台」を基本としてNINTENDO64向けに拡張した作品。
特殊な機能として音声認識システム(VRS)に対応しており、
ゲーム中の特定の場所でうまく発声すると、ボーナスを得ることができる。
また、コースをある程度クリアすることによって
東北新幹線単独(盛岡→新花巻 - 200系、E2系、E3系)も隠し車両として運転することが可能になった。
ほくほく線の485系はくたかは新旧変わることがあり、難易度も変わる。
こまちの大曲〜盛岡間の盛岡で停車位置0mでとまると連結ゲームが出来る
(盛岡〜新花巻の直通運転は出来ない)通常とは違い通常は外から衝撃メーターと停止位置をみて行うが
盛岡の場合は電車に乗ったままで下に出てくるイラストを参考に運転させる(もちろん成功したらボーナスがもらえる)。
電車でGO! プロフェッショナル仕様電車でGO!プロフェッショナル仕様
PS:1999年12月9日発売 収録路線
・秋田新幹線(奥羽本線・田沢湖線)
・ほくほく線(上越線・信越本線)
・山手線
・京浜東北線 北行・南行(路線選択は北行と南行と別々になっている)
・東海道線
・嵯峨野線
・JR京都線
・大阪環状線
・鹿児島本線
完全オリジナル作品で、これまで発売したPS版の電車でGO!の初代と2の路線を完全収録して、
新しい路線や一部の路線の運転区間の延長や新しい車両などの追加要素たっぷり収録した作品で、
電車でGO!の総集編とも言える。ただし、シリーズにある入門モードは収録されていない。
今作にはポケットステーション対応になっており、
ダウンロードをすることで『でんごー』のゲームを遊ぶことができる。
『でんごー』は本編のゲームを連動する機能があり、
各路線をクリアするたびに普通に出現条件の方法より選択可能になる車両を簡単に出すことができる。
ただし、この連動をするにはポケットステーションを使用して
『でんごー』のゲームデータに加え、本編のセーブデータが必要である。
初代と2に登場した路線に加え、新たに東海道線を追加し、
初代と2になかった新しい車両やダイヤも追加し、更に一部路線は運転区間の延長が行われた。
なお、システム面は2のものに統一されている。
隠し車両も豊富だが、「プロフェッショナル」の名の通り、
高度な技術がないとすべての列車が運行できないという問題もある
(ただしポケットステーションがあれば151系以外の全列車が容易にプレイ可能)。
シリーズ初となる、夜間の運転(京浜東北線北行)が可能。
路線は全て最初から選択可能で、車両やダイヤも最初からたくさん選ぶことができる。
隠し車両もたくさん収録されており、総走行距離を増やしていったり条件を満たしていくと増えていく。
中には出現方法が難しいものも存在するが、『でんごー』のゲームをクリアすることで簡単に出すことが可能。
今まではいきなり信号や制限速度が表示されて減速に
間に合わずに減点になってゲームオーバーになることがあったが、
今作からは信号と制限速度が事前に分かるように表示される
『ナビゲーションシステム』が導入されクリアしやすくなった。
ただし、信号については設置位置ではなく喚呼する位置を示し、
速度制限標識については制限が開始される位置ではなく制限が予告される位置を示すので、
難易度が低い場合はナビゲーションに合わせて速度を調整すると
ブレーキが早すぎてダイヤに遅れる危険がある
(速度制限の予告から実施までの距離は難易度によって異なり、
難易度1や2では200m程度手前から予告が行われるが、
難易度5では50m手前から予告が行われるので、
ナビゲーションが無い場合は秋田新幹線のこまちやほくほく線のはくたかのような最高速度の高い車両を
高い難易度で運転する場合は速度制限の位置を完璧に覚えなければ完走はおぼつかない)
なお、このシステムは難易度をハード以上に設定すれば従来の表示なしでもプレイ可能。
ただし、ATCのときは表示されず、いきなり速度変更で減点になってゲームオーバーになってしまうため、
クリアするには自分で考えてプレイして速度制限の場所を記憶しなければ厳しい。
電車でGO! 名古屋鉄道編電車でGO!
PS:2000年1月27日発売 Win:2000年12月1日発売 シリーズ初の私鉄編である。
収録路線(駅名・列車種別は発売当時のもの。美濃町線、特急北アルプス、東笠松駅は現在廃止)
・名古屋本線
・犬山線
・美濃町線
・モノレール線
モノレールはある条件を満たすと運転できるようになる。
モノレールを運転できるのはこの作品のみ。
補足
現在の駅名(ゲーム収録区間のみ記載)
新名古屋→名鉄名古屋
新一宮→名鉄一宮
新岐阜→名鉄岐阜
徳重→徳重・名古屋芸大
その他、現在の上小田井駅は急行停車駅だが、当時は通過駅だったためゲームでも通過する。
また、初級の停車駅である栄生駅は快速急行停車駅に格上げ、
二ツ杁駅は準急停車駅に格下げされている(急行弥富行きは、準急として現存)。
電車でGO!3 通勤編電車でGO!3 通勤編
AC:2000年3月頃稼動 PS2:2001年3月15日発売
収録路線
・篠栗線
開発当時篠栗線が電化開業直前で、車輛は気動車だが線路脇には架線柱が立っている。
また吉塚駅も高架化工事中だった。
・鹿児島本線
開発当時弥生が丘駅は未開業のため登場しない。
・山陽本線(通称JR神戸線)
・山陰本線(通称嵯峨野線)
・中央線
・総武線
プレイする時間帯に合わせて列車の運行時間帯が変わる「リアルタイムモード」を採用したほか、
ホームで乗客が駆け込み乗車をするシーンなども見られる。従来のゲームモードに加え、
数駅の間を自由に運転できる「ファミリーモード」と上級者向けの「鉄人モード」を追加したが、
鉄人モードは「ダイヤが非常にタイト」「残り距離・ブレーキの状態・速度制限予告が非表示」
「残り時間の増減がインフレ」「コンティニュー不可」という、
ごく一部の人間のみをターゲットにしたものである。
また、インターネットを利用した、ネットワークランキングも公開された。
なお、それまで音楽を担当していた古川典裕(中山上等兵)が
1999年末にタイトーを退職したため、音楽はすべて入れ替えられた。
アーケード版では本作よりシステム基板として、従来のJCシステムよりも高性能なTYPE ZEROを採用。
列車のドアの開閉や窓のシースルー化、電化区間での架線の表現や処理落ちの激減など、
グラフィック面で大幅な進化が見られた。
PS2版は、電車でGO!シリーズ初のプレイステーション2移植作品であり、
おまけ機能としてポケットステーション用ソフト「でんごーツウキンヘン」を収録している。
ダイヤ改正
AC:2000年10月頃稼動
電車でGO!3 通勤編の改良版として発売。収録路線の追加・削減は行なっていない。
通勤編で隠し路線だった路線が最初から運転できるほか、
タイトル通り一部区間における厳しいダイヤの見直しがされた。
また運転時に上部の景色が隠れず、見やすくなった。
また、デジタル速度計が常時表示されている(非表示も可能)。
Windows版としても発売された。インターネットに接続し、スコアを登録できる。
アーケード版では、がんばれ運転士!と同時期の発売だったため、出回った数はごく少ない。
汽車でGO!汽車でGO!
PS:2000年3月16日発売 Win:2001年2月9日発売
収録路線
・京浜東北線
・信越本線
・磐越西線
蒸気機関車を運転するゲームとして登場したため、製品名は「汽車でGO!」。
先行するプロフェッショナル仕様および名古屋鉄道編と同様、
アーケード版としてではなくPS版として開発された。
プレイ中に視点移動ができるほか、シリーズ初となる2人同時プレイ(機関士と機関助士)も可能。
電車でGO! 旅情編電車でGO! 旅情編 (がんばれ運転士!!)
AC:2000年10月頃稼動 PS2:2002年7月25日発売 Win:2003年6月5日発売
収録路線
・伊予鉄道
・江ノ島電鉄
・京福電気鉄道
・函館市交通局
アーケード版は「がんばれ運転士!!」という名で、
収録路線は江ノ島電鉄(下り、藤沢→鎌倉)と伊予鉄道(5系統、松山駅前→道後温泉)のみであった。
また、持ち時間制ではなくライフ制であった。
PS版とWin版には従来のタイトルの変更、2つしかなかった路線と路面電車を超大量に追加、
ライフ制を従来の持ち時間制に変更、山陽新幹線にあった視点タイプの2種類追加、
鉄ちゃんのかわりに案内人になるキャラクターの追加などの超大量の追加要素を収録された。
内容はプロフェッショナル仕様並のボリュームになっている。
路面電車ならではの交通量の変化や道路上でのアクシデントがあり、
またHL制御及び直通式空気ブレーキ独特の操作感覚も楽しめる。ドア開閉も可能。
沿線観光名所案内などもある。ただし、江ノ電でもワンマン運転を行えたり、
電気指令式ブレーキ車も直通式空気ブレーキだったり、VVVF制御でもHL制御だったりと実物と全く異なる点が多い。
扉開閉やアナウンスを手動(自動に変更可)で行わなければならない(開閉ミスやアナウンス忘れをすると減点される)。
今作の駅などにいる人々が3Dポリゴンになっており、立って静止だけでなく動き出すことができている。
宣伝にはイメージキャラクターとして氷川きよしを起用。
プレイステーション2対応の旅情編専用コントローラ、
およびWindows対応の旅情編専用コントローラを同時発売。
なお函館市交通局に関する部分については、
当初「がんばれ運転士!!」に搭載する予定があったとされている。
最終的に「がんばれ〜」への搭載は見送られた。
ゲーム難易度の設定など、技術面の問題や営業政策上の判断があったと思われる。
アーケードで稼動するのが今作で最後になり、以降からは家庭用などで登場することになる。
電車でGO! 新幹線 山陽新幹線編電車でGO! 新幹線 山陽新幹線編
PS2:2001年9月20日発売 Win:2002年12月13日発売 Wii:2007年3月1日発売
収録路線
・山陽新幹線上下線
・新大阪〜博多
・博多南線上下線
・博多総合車両所〜博多南〜博多
シリーズでは初めて上り・下りの運転が楽しめるようになる。
従来のシリーズではプレイヤーがミスをすると持ち時間(秒)が減点されていく方式であったが、
本作品では停車駅のみで運転評価を行い、所定以上の得点であれば継続プレイできる方式を採用。
そのため、走行中に強制的にゲームオーバーで運行中止となる事は無くなった。
さらに運転中の視点移動が可能となった。
列車の発車や到着時に、車内検札や車内販売、デッキで携帯電話で上司と話す営業マンなど、
様々な車内の1コマがランダムに出てくる(気象条件が雪の時は「わーっ雪だっ!!」と叫ぶ子供も登場することがある)。
走行中に見える風景もワンパターンの繰り返しではなく、
住居などのグラフィックもしっかりと描かれており、グラフィック面では後述のFINALに並ぶクオリティである。
駅到着時の車内放送には、列車によって各駅で接続する路線の乗り換え案内が盛り込まれている
(ただし発車番線は入っているが、発車時刻はダイヤ改正の度に変更する可能性があるため省略されている)。
その車掌アナウンスに、鉄道ものまねタレントである立川真司が起用され、本物顔負けの車内放送を堪能できる。
その他駅や停車関連のサウンドでは以下のようなサウンドが流される。
全駅で停止位置30cm以内に停車できれば到着ムービーの際に到着を告げる駅名アナウンスが流される。
一部を除くひかり停車駅では、停車時に「…番線ご注意下さい、列車入っております」、
発車時に「…番線ご注意下さい、列車が発車しまーす」という駅員の注意喚起アナウンスが流れる。
しかしPS2版の初期版では処理落ち欠陥があったり、ワイパーが動かない、
数kmあるトンネルでも先が明るく見える、20時台なのに空が夕焼けなど残念な点も存在する。
処理落ちに関しては、メーカーは修正版との無料交換対応を行ったが、
この旨をホームページや雑誌などで一般公開しなかった為に、
これらの情報を確認できなかった一部のユーザーからは信用を落とす事にもなってしまった。
また、修正版は動作の問題はなくなったが、処理落ち対策のため風景に出てくる在来線の架線柱などが省かれ、
やや寂しく見えてしまうものになってしまった。
博多南線の博多総合車両所の駅はある条件を満たすとプレイできる。
今作はATCがメインで、いきなり速度変更でゲームオーバーにならないために
『ナビゲーションシステム』を改良して、ATCの速度制限も表示できるようになりクリアしやすくなっている。
電車でGO! プロフェッショナル2電車でGO! プロフェッショナル2
PS2:2003年2月27日発売 Win:2004年4月30日発売
収録路線(括弧内は正式路線名)
・湘南新宿ライン上下線(東海道・山手・東北線)
・鶴見線上下線
・湖西線上下線(北陸・湖西・東海道線)
・瀬戸大橋線上下線(宇野・本四備讃・予讃・土讃線)
長崎・佐世保線上下線(鹿児島・長崎・佐世保・大村線)
前作のプロフェッショナル仕様は初代と2の路線の再収録で追加要素をたっぷり収録した作品だったが、
今作はほとんど完全新規収録で、前作になかった四国地方の路線や、
山陽新幹線編以降に追加された上り下りの運転も収録されている。ただし、視点は従来の前方のみ。
前作より路線は少なく見えるが、区間の種類が分かれていて区間が非常に長くて上り下りの運転が可能のため、
前作よりボリューム感が豊富。車両やダイヤも豊富に収録。
シリーズ初の運転の進行状況を中断できるセーブ機能が追加されている。
これにより、これまで長時間プレイで進行状況をそのままにできなかったり用事などでやめないといけなかった等があったが、
今作から途中経過をセーブできるようになって気軽にプレイできるようになり、できなかったことが可能になった。
前作の副題の名前のプロフェッショナル仕様の「仕様」の部分が消えた。
プレイステーション2版には、到達不可能なダイヤ設定がなされるなどの問題点があり、
更に初期版には、隠し警笛で減点される等バグも多く存在した。
このゲームも、山陽新幹線編と同じくメーカーによる修正版への無償交換が行われた。
湖西線などで無理な急カーブが多様され、リアルさに欠ける部分もあった。
そのため、急カーブを走っている対向車両の車両が連結部分でずれて見える事があった。
プレイステーション2のザ・ベスト版とWindows版には湖西線にEF81(トワイライトエクスプレス)が追加されている。
なお、瀬戸大橋線に限り、Windows版ではL特急南風5号・キハ181系の宇多津駅停車、快速マリンライナー18号・213系の
備前西市にある無意味な制限速度50がないなど、
プレイステーション2初期版と若干の相違が見られる(Windows版は修正版・ザベスト版と同等品)。
電車でGO! FINAL電車でGO! FINAL
PS2:2004年5月27日発売 Win:2004年12月17日発売
収録路線
・山手線
・中央線
・大阪環状線
・東海道本線
さくら夙川駅は、当時開業していないため本製品には収録されていない。ポケット版も同様
沿線風景や列車のモーター音、警笛、駅のメロディ、カーブの際の列車の傾きなどの再現性はシリーズ中、最高峰である。
グラフィックもそれまでの作品に比べると非常に滑らかで、表示も見やすい。
しかし、乗車率が%で表示されるものの、停車中などの車内が映るシーンでは客の姿が全くないのがいささか寂しく感じる。
この点は車内までを立体的に表現した通勤編から退化・妥協された点と言える。
また、これもこれまでどおり、停車中のドアの動作が無く、自動放送の声も微妙に違う(ただしメロディは実際と同じ)。
駅間距離に関しては実際の駅間距離が長過ぎる区間(約7.5kmある東海道本線、高槻〜山崎など)では省略されがちだが、
それでもこれまでのシリーズよりは長くなり、よりリアルに作り込まれている。
運転評価方法としてこれまでの持ち時間制ではなくライフ制を採用している。
それに伴い従来は到着予定時刻より1秒でも遅れたら減点されていたが、
今回は到着が5秒〜15秒以上の遅延で初めて減点となる。
しかし、一度ライフが減ると回復しない。
また得点には「チェイン・システム」を採用。
連続して定時到着、定位置停車、定通、定速などを成功させることで、1度に獲得するポイントが2倍、3倍…と膨らんでいく仕組みである。
なお、エンジョイモードでは、減点の際ライフは、次の駅に着いてから減るので、思い通りの運転もできる。
また、本シリーズでは初めてとなる「車掌乗務」が登場。
2人で協力しあい、1人は運転士、もう1人は車掌を務めるということもできる(1人で車掌乗務をする場合は、コンピュータが運転士を務める)。
駅に到着したら正しいホーム側の扉を開け、発車アナウンスのタイミングを図って扉を閉める。
列車進行中は次の正しい停車駅を選択し、車内アナウンスを行うというもの。
駅の発車放送があるものとないものがあるため放送がない場合、扉を閉める際は2秒ほど待ってから閉めたほうがいい。
初心者でお馴染みの『ナビゲーションシステム』が改良し、信号の設置位置、速度制限の制限開始の位置を示すようになった。
なお、「FINAL」とは、「ゲームマシンが進化しない限り、これ以上質の高いゲームは制作することができず、
新しいハードができるまで制作しない」という意味である。
ちなみに、ソフトの改造による超高速運転や、終着駅をずっとオーバーランし続けるなどして処理が極端に落ちるまたは不可能になると、
変な顔をした鉄ちゃんが画面上に浮き出るという現象が起こる。
この現象をスタッフが意図的に組み込んだのかは不明。これは、YouTubeで見れる。
エンディング曲はSUPER BELL"Zによる「MOT(e)R MANでGO!」((e)は正確にはOの中にeを書く)。
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